国内旅行雑記byカンカン

旅行記(一人旅中心) 大体旅行中に更新してます。見て頂けると嬉しいです。

「あそぶ!ゲーム展」に行ってきました。

ご無沙汰しております。カンカンです。
超久々、実に四ヶ月ぶりの更新。

夏は忙しくて旅行に行く時間がありませんでした(´;ω;`)が今回は埼玉県川口市での展覧会ということなので日帰り旅行という位置づけで記事にしてみようと思います。記事を書くのが久しぶりすぎていつもに増して乱雑な文章になると思いますが、よろしくお願いします。

「あそぶ!ゲーム展」とは

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日本が世界をリードしてきたデジタルゲームの進化史を解き明かすとともに、ゲームのしくみや映像技術について解説するもの「実際にプレイできること」にこだわった“遊べて学べる”展覧会 (原文ママ)

今回行ってきたのは3ステージ開催のうち「ステージ1:デジタルゲームの夜明け」で、主に世界初のデジタルゲームが開発されてからゲームセンター初期(~1980年代前半)のゲームが展示されていました。


レポート~デジタルゲーム黎明期

開催場所はJR川口駅直結メディアセブンにて。自宅から電車を乗り継ぐこと1時間半、無事到着。乗り換えなどの過程はここでは省略します。

入場は1.5時間ごとの入替制。時間が中途半端だったので、一時間ほど駅周辺を散歩して暇を潰す。



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そごう屋上にて

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なんだこれ?


適当に暇を潰した後、入場料200円(←安い)を支払い入場。

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入場口隣にあった年表が印象的でした。

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入ると左にまず「テニス・フォー・ツー」(1958年)アメリカで開発された最初期のコンピュータゲームだそう。残念ながらバグ?で遊ぶことができませんでしたが、当時の雰囲気だけでもお腹いっぱいです。

隣には世界初のシューティングゲームとされる「スペースウォー!」(1962年)が。

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手元のレバーを使って自機を操作し、同じ性能を持つ敵機を倒す。という説明だとシンプルなゲームだが、やってみると意外と難しい。というのも、操作が非常にシビアだ。

続いて「コンピュータスペース」(1971年)。

移植版を遊ぶ。シンプルな背景ながら奥が深い。ただ操作が難しい
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世界初のアーケードゲーム。実機はロープで覆われており遊ぶことができませんでした。しかも写真を撮り忘れるという大失態を犯してしまったので、Wikipediaより拝借。

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そして世界的な大ヒットを記録した「ポン」(1972年/アタリ)。

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卓球を模した2人用のアーケードゲーム。プレイヤーはパドルを操作し画面上を行き交うボールを打ち合い、15点先取したほうが勝ちというもの。
実際に遊んだ感想としては、そもそも2人用なので二個同時に操作することが至難の業でした。こういう時にぼっちは不便
隣にはポンの基盤や内部の説明も。

「スピードレースデラックス」(1975年/タイトー)。

日本初のテレビゲーム式レースゲームとされ、デザイナーは後に「スペースインベーダー」(後述)を開発し大ヒットさせた西門友宏氏。
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90秒でどれだけスコアを稼げるかというタイムトライアル方式で、5000点以上のスコアを取った人は神と崇められたとか。ちなみに私は何回もプレイ遊んだものの2000点がやっとでした。
今の様々なレースゲームの基礎の基礎という感じで、なかなか楽しめました。

ブレイクアウト」(1976年/アタリ)。

開発は「ポン」のアタリ。初の「ブロック崩し」と呼ばれるゲーム。

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ブレイクアウト」には「壁破りの脱獄」という意味があるそうな。
囚人が壁打ちテニスのふりをして塀を崩す事がモチーフになってるらしい。ただし全部崩しても新しい壁が出てきて結局脱獄はできない…。開発チームの中にはあのスティーブ・ジョブズの名も。

ブロック崩し自体は昔からPC等で遊んだことがあったので知っているものの、実機で実際遊んでみるとなかなか難しい。
手元のレバーでラケットを操作するのだが、動かすスピードの調整がかなりシビアで、ゆっくりと動いている時はラケットが小刻みに動くので、見た目よりも難易度は高かったです。
一面を無事にクリアしたのち、スペースインベーダーに移動。

スペースインベーダー」(1978年/タイトー

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ビデオゲーム史上最大のヒット作とも言われる。侵略してくる宇宙人を迎撃する伝説のシューティングゲームだ。

ゲームセンターの筐体が全てスペースインベーダーになったり(インベーダーハウス)、喫茶店のテーブルがスペースインベーダーの筐体になる(インベーダー喫茶)など全国的な大ブームを築いたといってもいいだろう。
また、発売された当時は全国的に100円玉が不足し、例年より多くの100円玉が鋳造されたらしい。


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開発者の西門友宏氏による開発の舞台裏や、当時のデザイン画も展示されていました。
特に、「カニ」のキャラクターは現在タイトーステーションの公式キャラクターにも採用されている。


本作がヒットした一番の要因としては「敵が自機に向かって弾を撃ってくる」というのが挙げられるだろう。当時のゲームは能動的に敵が攻撃してくるゲームが存在せず、「コンピュータとの対戦」という攻防の要素が加味されたのが革命的だったというのが大きいのかも。
また、「名古屋撃ち」や「レインボー」などの裏技や、上達すれば100円で長時間遊べるという要素も大人気の一因になっている。

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(当時の攻略本も展示されていた。コンピュータゲームの攻略本としては最古のものとも言われている。現在、中古市場で高値で取引されている。)


実機で実際に遊んでみた感想としては、やはり難しい(←またかよ)。
特に初回は1分も経たずに死亡しました。とは言え意外と慣れてくるもので20回目くらいでやっとの思いで一面をクリア。下手くそ
今回はすべてのゲームが無料で遊べたので料金はかからなかったものの、当時を生きていたら沢山の100円玉を捧げたに違いない。100円玉を積んでゲーセンに入り浸る気持ちもわかる。

余談だが、昨年2018年にタイトーは発売40周年を記念して初御披露目した6月16日を「スペースインベーダーの日」として制定。日本記念日協会に正式に認定されたそう。

パックマン」(1980年/ナムコ

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(カメラアングルがおかしい)

国内で記録的な大ヒット、後に海外に進出。「世界で最も成功した業務用ゲーム機」としてギネス記録にもなっている。海外での人気知名度が非常に高く、1982年にアメリカにてアニメ化された「ザ・パックマンショー」は最高視聴率56%を記録したり、その知名度から「80年代のミッキーマウス」というとんでもない二つ名を持つ。

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スペースインベーダーブームの影響により当時のゲームセンターには戦争を題材としたシューティングゲームが多く出回っていたが、「これでは女性が入りづらいのではないか」と危機感を持った岩谷徹氏が開発。
それまでのゲームとは違い登場キャラクターに明確な性格付けを行ったことが画期的だったと言われる。

ゲーム内容はプレイヤーが4方向レバーを利用し迷路の中でパックマンを操作、4匹のモンスターの追跡をかわしつつエサを全て食べたらゲームクリアというもの。

こちらも実機で遊ぶ。
レバーによる操作性が良い上に、以前も何度かやったことがあったので三面までは難なくクリア。ゲーム自体はエンドレスなので、残り時間を見つつ適当に切り上げる。
パックマン」は今でもゲーセンで置かれていたりPCでも遊べるようになっているので興味のある方は是非遊んでみてほしい。



他にも時間の関係であまり遊ぶことができなかったゲームを紹介。

ギャラクシアン」(1979年/ナムコ

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ナムコ初のシューティングゲームにして、ナムコの名を不動のものにした初期の代表作品の一つ。同時期に大流行したスペースインベーダーの影に隠れがちだが、こちらもヒット作品。

平安京エイリアン」(1979年/電気音響)

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東京大学の理論化学グループが開発し、電気音響によりアーケード化。
当時は東大生が開発したゲームとしてメディアに取り上げられ話題になったそう。
内容はプレイヤーが検非違使を操り平安京に侵入したエイリアンを殲滅するというもの。

クレイジー・クライマー」(1980年/日本物産

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クライマーが命綱なしで超高層ビルを登るという今だとちょっと問題になりそうな内容。プレイヤーは2本のレバーを使いクライマーを操作した。
道中はビルの住人が窓から物を落とすなどの妨害をしてくるが、無事に200階建てのビルを登り切り屋上のヘリコプターに手を掛けるとゲームクリア。
合成音声が使用されており、一定時間登らずにいると「ガンバレ」などと煽られ声を掛けられるというシステムになっている。

ニューラリーX」(1981年/ナムコ

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イカー(青い車)を操作して敵の車(赤い車)や岩を避けつつ、迷路内のチェックポイントを全て通過したらゲームクリア。
4方向レバーとボタンを使っての操作。ゲーム性はパックマンに似ているが、ボタンを押せば車後方から煙幕を発生させて敵を一定時間動けなくするなどの要素もあった。



おわりに

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以上、拙い文章でしたが「あそぶ!ゲーム展」のレポートでした。
開催終了までまだ二週間ほどあるので、もしこれを読んで興味が湧いてきたという方は是非足を運んでみてはいかがでしょうか。年齢問わずに楽しめるイベントだと思います。またステージ2と3も興味があるので次にゲーム展が開催されれば私も行ってみようと思います(いつになるか分からないけど)

久々に記事を書いた感想といえば、とりあえず疲れました…。
記事の長さも過去最高レベルで5000文字を超えてしまったので、長いと感じた方が居たらすみません。そしてここまで読んでくれてありがとうございます。

とりあえず今年中にもう一回くらい旅行に行きたい!ので、また記事にしようと思っています。その時はよろしくお願いします。

といった感じで今回は締めさせて頂きます。

ではでは!!